インターネット上には、同じトピックでも、たくさんの矛盾する情報が流通しています。現代は、一般市民でも、どのようにしたらそれらの情報から合理的な結論が得られるのか、を学ぶ必要がある時代です。

EDDiE(Electronic Documents Disagreements Evaluation)は、学習者が互いに離れた場所にいても、あるトピックに関する複数のドキュメントを読み、議論し、分析することができる協調学習支援システム(CSCL)です。

EDDiEを使うと、自分が調べる必要のある問題に関する疑問に対する答えを見つけるために探究に取り組む際に、インターネットやそれ以外の複数のドキュメントから情報を重み付けし統合することを支援します。つまり、インターネットなどで様々な問題を調べたいときに、EDDiEは、複数の、しばしば矛盾する情報源からの情報を評価、重み付け、整理、統合する効果的な方法を身につけ、それを使うことを支援することができます。EDDiEの目標は、学習者が複数のドキュメントについて推論するためのよりよい方法を身につけることを支援することです。

このアプリケーションでは、学習者が分析タブロー上に視覚的な表現を作成し、矛盾する複数の文書から情報を比較対照することを可能にします。このタブローには、学習者が、情報源・専門家の見解・問題に関連する証拠を特定し、評価するための足場かけが組み込まれています。さらに、ドキュメント間の意見の相違を識別して解消し、適切な結論に到達できるようにするための足場も用意されています。

EDDiEは、いわゆる「ポスト・トゥルース」のデジタル社会に蔓延する、相反する視点や情報に対して、学習者がうまく推論できるように支援するようにデザインされています。

よりくわしくは、https://www.eddie-web.net/ もごらんください。

EDDiEを使った学び方